WMEP(ウッドストーブマスターエンジニアプログラム)とは

WMEPの意義

近年、エコや省エネ、地球温暖化、低炭素住宅への関心が高まる中、薪ストーブが住宅暖房のひとつとして見直されつつあります。
それに伴い、薪ストーブショップも年々増えてきています。

しかしながら薪ストーブに関する国が定める法律だけを最低限守っていても、実際のところ安全な工事という保障はありません。
実際に、薪ストーブによる火災事故も増えてきています。
薪ストーブ業界においては、薪ストーブ設置施工に対する施工技術者資格制度もなく、施工者の経験のみに頼っているのが現状です。

そのため、薪ストーブ業界としては、正しい知識と確実な施工ができ、依頼主に安全・安心を与える人材を育成することが必要です。

このWMEP(Woodstove Master Engineer Program)は、株式会社京阪エンジニアリングが主催する、薪ストーブを安全・安心に設置するための2日間の講習(座学・実技)受講と国家資格である乙種危険物取扱者第4類の取得を目的とする薪ストーブマスターエンジニアのためのプログラムです。

これら全課程を修了し、認定された薪ストーブエンジニアは、薪ストーブの知識だけでなく、「燃焼工学」やその他危険物についての知識、法律面、基本的な物理学、化学などを幅広い知識を兼ね備えた方です。
そのため、WMEPの認定を受けられた方の薪ストーブに関する説明は、経験談だけでなく、様々な面からの科学的アプローチを織り交ぜながら説明するワンランク上の薪ストーブ生活のご提案ができます。

豊かな薪ストーブ生活を送るために、WMEPの認定を受けられた方がおられる会社を是非ご利用ください。

WMEPの認定を取得するためには

  1. 薪ストーブ業界で2年以上の経験がある方
  2. 株式会社京阪エンジニアリングが主催する2日間の講習に参加し修了試験に合格した方
    -座学:薪ストーブ工学、薪ストーブの構造、法規制、施工安全基準など
    -実技:屋根貫通工事、壁貫通工事、チムニートップ工事
  3. 国家資格 乙種危険物取扱者第4類を取得した方

これら3項目をクリアした方がWMEPの認定を取得することができます。

参考:乙種危険物取扱者第4類とは

ガソリンや灯油、アルコール類などの引火性液体を取扱うために必要な国家資格。
この資格は引火性液体に関することですが、試験で出題される内容は薪ストーブにも十分通用する内容です。
試験科目は、「危険物に関する法令(15問)」「基礎的な物理学及び基礎的な化学(10問)」「危険物の性質ならびにその火災予防および消火の方法(10問)」の3分野から出題され、全国平均合格率は毎年34%程度と簡単に取得できる資格ではありません。

WMEPの認定をされた方は

上記3点が申請により授与されます。

また、このWMEPのWEBサイトにも、WMEP認定者の名前を掲載します。

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